最初にニキビができたのは中一のころでした。赤いものがおでこにぽつっと。そこからどんどん数が増えていきました。しかし、私はあまり心配していませんでした。
思春期になればある程度できることは知っていたし、おでこ以上には広がらなかったからです。顔中にある子を見て私はまだ軽い方だ、なんて思ったりもしました。中3になるとおでこと頬の上部分(鼻の横あたり)にできるようになりました。
洗顔フォームを変えたり洗い方を見直したりしてみました。高校に入るとおでこはすっかり治りましたが頬のニキビは頬の全体に広がり治っては出、治っては出を繰り返しました。
皮膚科に行って塗り薬をもらいました。塗り薬を塗るとかなり効果がでて、新しいニキビが出なくなりました。大学生に入り、塗り薬を塗るのをやめてしまいました。もう治ったと思ったからです。しかし、これが間違いでした。
バイトと勉強で忙しく新しくニキビができても気づかないふりを無意識にしていました。化粧でも隠せなくなってきてもいつか治るからと自分に言い聞かせていました。ある日、鏡を見てみると肌がとてもあれていました。ニキビ跡の色素沈着で赤や茶色のシミができ、毛穴が目立ち、クレーターもあります。
私は自分の肌が思っていた以上にひどいことに、その時やっと気が付きました。私はまた同じ塗り薬を使い始めましたが、薬が効かずなぜかますますひどくなっていきました。今は薬を塗るのはやめ、洗顔を丁寧にしたり食生活を見直したりニキビ跡に効果のある化粧品を使って少しだけ改善ししました。
ここまでニキビと付き合いが長くなってしまったのは私の考え方が甘かったせいもあります。はやくニキビが治ってニキビ跡の治療をしたいです。今はマスクを外すことが怖いですが、いつかマスクを外しても気にせず笑えるようになれたらなと思います。